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2017/08/13
ZEH
大手ハウスメーカー、積水ハウス株式会社が今年の6月に全国で初めて全住戸ZEH(ゼッチ)基準を満たす賃貸住宅を建設することを発表した。
※下記参照
積水ハウス、賃貸でもゼロエネルギー住宅 18年から運用
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ26IHM_W7A620C1TJ1000/
ここ数年ゼッチビルダーが増え続けているが、それを賃貸住宅に搭載するのは今回の積水ハウスが初めてだ。
そもそもZEH(ゼッチ)とは何なのか?
ZEH(ゼッチ)とはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略であり、
具体的には、家のエアコンや照明・給湯などで使う電気などのエネルギーを家の断熱性向上や省エネなどでできるだけ少なくするとともに、その使うエネルギーを太陽光発電や蓄電池などを使ってすべてその家でつくってしまおう、というもの。
その家で使う最低限の電気をその家でまかなうことができれば、たとえ大震災などで停電になったとしても、生活に最低限必要な電気をその家でまかなうことができるという考え方だ。
また、この「ZEH」の基準を満たした家には、国から補助金が交付される。
去年辺りから地方の工務店やハウスメーカーでもこの「ゼッチ」ビルダーに登録する会社が増え始め、実際にゼッチ仕様の住宅が建ち始めている。
当初は登録用件として、2020年までの年間の建築棟数のうちZEHの割合を50%以上と定め、それまでの各年度の目標値を設定し、公表することに加え、さらに、ZEHビルダーとして登録された後は、20年度まで毎年度、ZEH建築(既築改修を含む)の実績を経産省に報告するなどハードルが高いように思われた。
だが今回の積水の件を皮切りに今後戸建住宅に限らずゼッチを搭載した賃貸住宅も増え続けるかもしれない。